自動車ローンはどれがいい

2013年11月に車を購入する際に調べた、自動車を購入に使用できるローンをあれこれチェックしていきます。

自動車ローンで優先すること

今回は自動車ローンを選ぶ際の重視する点について考えてみようと思います。

マイカーローンを検討する上での重要事項は、借入金額の上限、保証人の有無、借入できる期間、金利などが上げられます。その他にも、必要書類の種類、申し込みはネットで可能か、なども比較検討の重要なポイントでしょう。

 

この中でも私を含めて、一番に気になるのが金利ではないでしょうか。自動車を購入するのには大きな金額を用意する必要があります。また、支払期間が長ければ長いほど金利の負担は大きくなります。

それでは金利が変われば、どれくらい支払条件が変わってくるか、試算をしてみることにします。

 

資金額が200万円をボーナス併用無しで5年(60回)での比較です。

尚、金利は元利均等方式の固定金利とし、支払開始から最終回まで変更はないものとします。

 

金利5%の場合 利息 264,548円

1 回~59回まで 月々 37,742円 60 回 37,774円

総支払額 2,264,548円

 

金利4%の場合 利息 209,983円

1 回~59回まで 月々 36,833円 60 回 36,838

総支払額 2,209,983円 

 

金利3%の場合 利息 156,243円

1 回~59回まで 月々 35,937円 60 回 35,963

総支払額 2,156,243円

 

試算の結果金利が5%と3%の場合で2%の違いがあると、総支払額で108,305円もの差が発生します。どうしても金利が安いマイカーローンが借りられなければ、借りる金額を少なくするか、借入期間を短くする工夫が必要です。

 

自動車ローンの検討を開始

 購入する車はUP!に決まりましたので、次は支払方法の自動車ローンの検討です。

 巷では日立キャピタルのマイカーローンが金利が安くて人気があるようなので、ネットで情報を収集することにします。

 

 下取り君という、下取りサービスを利用すると年利最低金利で1.9%で借りられるようです。しかし審査の結果次第で金利が変化するようなので、申し込んで金利が希望の利率で借りられなければガッカリという結果になる恐れも。

 

 会社を通して労金で借りる選択もありますが、基準金利が2.9%(固定金利)で私は財形をしているので、そこから-0.3%の優遇がありますが、保証料が0.7~1.2%かかるそうなので、思ったほど条件がいいとも思えません。

 

 地元の地銀は、住宅ローンの支払いと、別途カードローンの残金が40万程残っているので、審査を通す自信がないのでパスをしました。

 

 あれこれ調べている内にたどり着いたのが住信SBIのMr自動車ローンでした。幸い私は口座を所有しているので、基準金利から-0.5%の金利優遇が受けることが出来ます。問題は審査結果によってこの自動車ローンも金利が変わってくる事です。

 

 販売を開始して日が浅いために多くの情報が無いので、とりあえず事前審査の申し込みをしました。結果は金利が3.475%で140万までならOKとの通知がメッセージボックスに届いていました。やはりカードローンの残金40万が致命傷のようです。

 

 最終的にはディーラーのローンを使用することにしました。頭金を下取り10万円を含めて40万円で残りの171万円を36回のボーナス無しの定額払い、最終回が残金一括支払で70万のプランとなります。

購入自動車の決定

 よいよ購入する車が決定する訳ですが、私を除く4人がフィアット500の購入希望で、私一人がUP!という展開です。フィアットのセールスマンには契約書とクレジットの申込み書をもらっており、後はハンコを押すだけとなっていましたので、私がUP!の試乗に行かなければ、すんなりとフィアット500に決まっていたところだったのです。

 

 最終手段として「お金を出すのは自分なので、UP!でなければ買わない。」と強引に押し切ってしまいました。元々は私はまだキューブを乗るつもりだったので、妻が希望する新車を購入するなら、車種は私の希望を尊重するように説得したのでした。

 車種は私の希望を優先したので、ボディーカラーは妻の希望する「トルネードレッド」に決め、オプションも妻の希望するものをピックアップしました。

 

 頭金に用意できるのは30万と下取りのキューブの10万円で、合計が40万円です。残りの170万を60回で支払うプランでローンを組むことにしたのですが、どこのローンを使うかでさらに右往左往することになるのでした。

家族会議の実施

 最終的に購入する車の候補は、フィアット500とVWのUP!に絞ることになりました。

 家族全員の希望を聞くことにします。妻はフィアット500。中学生の長男もフィアット500。小学2年の長女もフィアット500という結果です。女性と子供には、あの愛らしいスタイリングがたまらないのでしょう。

 

 私は一人UP!派となり、全員を説得していく事になります。

 第一に2ドアでは家族4人が乗るのに不便であること。

 第二に設計年次が新しいUP!の方が機能上洗練されている上燃費もよく、エコカー減税分を考慮すると支払金額が10万円、下取り分を考慮すると15万円の違いが発生すること。

 第三にUP!なら上級グレードのハイUP!が購入でき、15インチのアルミホイールやシートヒーター、クルーズコントロールが装備され、全車にシティーエマージンブレーキが装着されていること。

 

 車を選ぶ際に女性は、スタイリングや見た目の第一印象で、たたずまいや自分の感性を重視しますが、男性は機能性であったり、スペックと価格を比較してのお得感を重視する傾向があると思います。まさに今回はこのケースで、3対1で私が劣勢となってしまったのです。

 よいよ次回は購入車両が決定します。

フィアット500を購入のつもりが

 10月も終わろうとした頃、妻がフィアットのディーラで契約書をもらってきました。

 ホイールキャップをサービスしてくれるのと、ETCを付けて総額220万でした。UP!と比べると10万ほどこちらの方が高くなります。私も試乗をして、思いのほか楽しい走りをしてくれたので、フィアット500に契約をするつもりでした。

 

 契約書を持っていく3日前にVWのディーラーから電話があり、是非私にUP!を試乗だけでもして欲しいとのことでした。時間が取れないのと、とれても夜遅くなるので断るように言ったのですが、遅くなってもいいそうなので仕事が終わってから19:40位にショールムに行くと、担当のセールスマンが電気つけて待ってくれていました。

 

 早速キーを借りて、一通りの操作の説明を受けて出発です。ネットの書き込みどうり、1速から2速の変速ショックはものすごいものがあります。国産車しか所有したことのない私はウインカーのレバーが左右反対なのに、2,3度戸惑いながらキビキビ走るUP!のステアリングを握ります。

 

 そのうち慣れてくると、1速から2速の変速時にアクセルを少し抜いてあげれば、変速ショックがすくなくなるのがわかりました。フィアット500と比較すると、シートはUP!の方が硬く、サスペンションはフィアットの方が硬い印象です。シートの出来が素晴らしく、ヘッドレストのないチープな薄いシートに見えましたが、小ぶりでも体にピッタリフィットした、長く乗っても疲れない印象をもちました。

 

 サスペンションも優秀で、高架のつなぎ目の金属部分を通過する時のショックの吸収の仕方は特筆もの、今まで乗ってきた車とはけた違いで、路面の接地感が全然違います。フィアットと比べても設計年次の違いでしょうか、明らかにこちらの方が洗練されています。ブレーキのマスタシリンダーがフィアットは左側についていたのも、私には大きなマイナス点です。

 

 ショールームに帰り、ルームミラーカバー、コンソロールカバー、リアゲートプロテクト、ドアステップガードなどキャンペーンのナビとETCを除いて付けたいオプションを総計したら211万でした。気になる下取りも一発で10万の提示がありましたので、私自身はUP!が購入の第一候補になっていくのです。

本命登場?

 フィアット500に決まりつつあるある日、ネットでこの車について調べていくと、競合車として、VWのUP!がよく比較されていることが分かりました。早速妻に試乗に行くように勧めると、行く気満々で今回も長女を連れて出かけて行きました。

 

 最初はファーレンの店舗に行ったのですが休日で、デュオの店舗に行くとキャンペーン中で、ナビとETCが無料である上に、サービスプログラムも5年間のものが無料で付いてくるとのことでした。セールスマンの方の対応を妻は非常に気に入ったらしく、UP!も内装が可愛らしく良い車だそうです。

 

 私もネットでいろいろとUP!について調べると、AGSと呼ばれるシングルクラッチのミッションの評判が悪いこと。1速から2速の変速ショックが大きいのと、変速時に駆動トルクが抜けるとの書き込みが多数あります。これらの書き込みを見ていると、到底購入する意欲はなくなってしもます。

 

 フィアット500を購入することに決めて、クレジットの申し込み用紙と車庫証明書の書類をフィアットのディーラーに取りに行くことにします。

新たな購入候補車

 私は新しく車を購入するのは反対でしたが、色々と車を見に行く過程で車検が2月の末日なので、来年の3月の決算期に的を絞って交渉することで購入することに、気持ちも変わりつつありました。

 

 そんな昨年10月のある日、ネットサーフィンをしていると、広告でフィアット500のスーパーPoPの広告を見つけました。特別仕様車で1,790,000円とベース車両よりも20万円も安くなっています。このことを妻に話すと興味深々で早速試乗に行くとになり、今回は妻のお母さんと長女の3人がディーラーに行ってきました。

 

 もともと女性に受けの良いデザインであり、内装もオシャレなダッシュ、シートであったため、妻は一気に購入の第一候補に持ってきました。是非とも試乗にご主人様も来てほしいとのことで、仕事の終わった夕方の6:00過ぎに試乗にお邪魔することにしました。

 

 試乗車は1.2Lのノーマルモデルで、薄暗くなった一般道をセールスの方と2人で試乗を開始。174㌢の私でも乗って窮屈とは感じませんでしたが、2ドアなので4人家族には少し厳しいというのが第一印象でした。内装はダッシュ、シート共に白色を基調としていて、ソファーを連想させる高級感あふれるものでした。

 

 走行した印象では、シートは柔らかい印象ですが、足回りは割と固めで国産のこのクラスと比べると、フワフワ感は感じられません。ミッションがセミオートマ的なシングルクラッチで、通常のATのように停止時にブレーキを離しても、ゆっくりと進むクリープ現象はありません。エンジンはパワフルではありませんが、見た目と違って走りはかなりいける感触でした。

 

 ショールームに戻って商談を開始。ナビをプレゼントか特別金利1.9%のどちらかをノーマルの500なら適応可能とのこと。一般金利のスーパーPoPとの差を考えるとノーマルの500と特別金利の方を勧めてくれました。セールスの方は非常に良心的で、車庫証明も書類は作ってあげるので警察に自分たちで持っていけばその分は費用をカットしてくれるとのことでした。

 下取りは0だけれども、知り合いの中古車店で幾らかでも頭金にしてくれるとのことで、この時点では妻も私も購入候補1番となっていたのでした。